骨密度測定
骨密度測定とは、骨の中にあるカルシウム・マグネシウムなどのミネラ
ル成分が、どのくらいの量あるのかを計測するものです。ミネラル成分が
不足してくると、骨がもろくなります。日本では、約1300万人が骨粗
鬆症にかかっていると推定されます。骨折の影響で寝たきりになったり、
慢性腰痛に悩まされたり、背中が曲がったりして生活に支障を来すなどの
問題も発生しています。骨密度の測定は、骨粗鬆症の早期発見に非常に重
要です。
骨密度測定には何種類かの方法がありますが、当院ではDEXA(Dual-
energy X-ray abdorptiometry)法 (デキサ法、二重エネルギー
X線吸収測定法)で測定しています。
測定部位は腰椎と大腿骨頚部で行います。撮影台に仰向けになり、息止
めなしで寝ているだけで測定は終了します。腰椎や大腿骨の骨折で寝たき
りにならないためにも、定期的な検査をおすすめします。